民生委員・児童委員の役割
民生委員・児童委員には、3つの「基本的性格」、3つの「基本姿勢」、そして3つの「活動の原則」があります。
民生委員・児童委員の基本的性格
- 自主性
常に住民の立場に立って自発的・自主的な活動を行います。
- 奉仕性
地域住民に対して誠意と連帯感を持って、謙虚に無報酬で活動を行います。
- 地域性
定められた一定の地域を活動区域とします。
民生委員・児童委員の基本姿勢
- 社会奉仕の精神
民生委員・児童委員は、社会全体に対する奉仕の精神をもって、社会福祉の増進に努める無報酬のボランティアです。
- 基本的人権の尊重
民生委員・児童委員は、憲法の定めるところにより個人の基本的人権を尊重し、身上に関する秘密を守り、人種、信条、性別、社会的身分などによる差別的、優先的な活動は行いません。
- 政党・政治目的への地位の利用の禁止
民生委員・児童委員は、その職務上の地位を政党または政治目的のために利用してはならないことになっています(民生委員法第16条)
民生委員・児童委員の活動の原則
- 住民性の原則
民生委員・児童委員は自らも地域住民の一員として、住民にもっとも身近なところで住民の立場に立った活動を行います。
- 継続性の原則
民生委員・児童委員の活動は、仮に民生委員・児童委員が交替した場合でも、必ず後任者に引き継がれ、継続した活動が行われます。
- 包括・総合性の原則
民生委員・児童委員は、福祉問題の解決などにあたっては、包括的・総合的な視点に立って活動を行います。